レッドウイングのスーパーソール ワーキング向けに作られたブーツで
ソールにしてもアンクルクッション、ライニングにしても通常のセッターとは違う作り込みをしています。
製法は一緒なのですがこの優れたソールを取り付けるのにウェルトとソールを一体化しなくてはいけない点で修理の幅を狭めています。
簡単に説明しますとソールが外れない(取れない)様に作っているという事です。もちろん繋ぎ目がありますのでウェルトから交換すれば問題無く修理可能ですがウェルト交換必要になります。
また他の方法で直す場合 取り付けるソールの分だけ削り落として接着剤だけで取り付ける単純な方法もあります。靴本来の直し方ではない点、素材が痛んでいると付かない、スポンジ系以外は潰れてズレて場合により外れてしまう可能性がある為あまりお勧めはしません。ダメという事ではないのですが同じ方法ではリスクがある為二回は修理できません。
今回のブーツも一度その様な方法で直してありましたが外してみるとやっぱりベターでは無いなぁと思うのです。外れかかっていた所 ベリッと 簡単に外れてしまいました。
レッドウィング スーパーソール vibram269 オールソール修理 ウェルト交換 アッパー補修
元のソールは削り落として4014が付いていました。
スーパーソールの中 中物も流し込んだソール材で埋まっています。
あまり硬いソールだと違和感が出ますので今回柔らかめのウエスタンソールにて。
はき口のレザーも柔らかい革なので裂けている所がちらほら、同じ様に革を充てて補修です。
レッドウィング ベックマン 9014 vibram269 オールソール修理 ミッドソール交換
収まりの良いバランスです。
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