レッドウイング純正品で一度直されたブーツが再修理として依頼がくる事も多くなりました。
メーカーは各所の提携工房、工場に送って修理するため仕上がり内容にとてもバラツキがあると感じていました。
どう言った事柄でもそうですが割高な金額でメーカー修理メリットは技術的な安心感と又 同じ素材で直せるといった部分かと思います。
ただインポート物は滅多な事でないと本国で直しているわけではないので、国内にて修理されています。
アウトソールは確かに純正ですが、メーカーでしか出来ない木型ありきの修理や副資材などは一貫した内容でありませんでした。
このブーツも純正修理品でしたがソールを開けるとスポンジで充てただけのフィラー(中物)で残念な感じでした。
継ぎ当てが駄目だと思いませんが、せっかくならちゃんと一枚で加工すれば良いと思います。
次修理され他の人に見られるという意識が無いのかなと思います。
レッドウイング vibram7124 シャークソール ミッドソール交換 オールソール 修理
こちらも純正修理品 一度ミッドソールから交換しかされて無いブーツですが、何故か切るはずの無い出し縫いが完全に切れています。恐らく何らかで失敗してやり直したみたいですが、一からやり直しせずアウトソールだけやり直した結果 糸を削り落として付けていました。なので今回は一からやり直してオールソールしております。
レッドウイング 875 vibram4014 ミッドソール交換 オールソール 修理
レッドウイング 8106 vibram4014 オールソール修理 すべり革補修
純正修理が駄目ということではなく、一貫した内容で修理されていない事にデメリットもあると思います。
メーカー修理での満足感も一つメリットだとは思いますが、一人の人間が直している訳では無いのちゃんとニュアンスを出す所もあれば、直れば良いと言うだけの所もあるという事です。
私が直していて思う事は折角のお客さんが選んだメーカー修理なんだから、内容で答えてあげて欲しいということです。
今年は多く依頼頂いているので幾つか新たにレッドウイングで使われている純正ソールを用意出来そうです。
修理の幅が増えそうで楽しみですね。
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