どういった靴でも難易度は同じか と聞かれれば 靴の花形であるグッドイヤー製法より
マッケイ製法の方が突き詰めれば非常に難しい修理となります。
単純な製法だからこそ型崩れし痛み過ぎていたり、ウェルトを使わない作りで華奢な物が多いです。
メーカーの木型が有って そちらから本底型をとれば難易度が下がるのですが、
一修理屋に そうは靴屋が卸さない 訳で。
バーニーズ マッケイ製法 オールソール修理 レザーソール ヒドゥンチャネル仕様
4.5ミリのレザーを漉いたり削ったり起こしたり叩いたり、ロウ塗ったり コテ当てたりします。
加工対象はグッドイヤーは対ウェルトですが、マッケイは対ソールです。
こちらもグッドイヤーに見えてマッケイ製法 新しくイミテーションのウェルトをつけて作業します。
ウェルトがあるだけ同じマッケイでも作業しやすいです。
スエードチャッカ オールソール交換 レザーソール+ダミーウェルト交換
マッケイのような華奢な私が出来ることは、カイロを貼って冬をやり過ごすだけです。