先日ひょんな事から知り合った靴職人の一ノ瀬さん
80歳近くながら3年ほど前まで吉祥寺の伊勢丹にてオーダー靴製作されていた職人さんです。
ご本人曰く、「先代も靴職人で生まれた時から靴職人としてやっていたよ」
今の若い世代は浅草(浅草組)が靴作りの本場のイメージが強いですが、他にも職人として(山の手組)が居て
一ノ瀬さんは昔銀座にて修行をされていたそうです。
作っていた靴を拝見しましたが綺麗で丁寧な仕事で当時の親方にも丁寧に丁寧に作れと教わった様です。
その上で足に合わせると言った経験は、当たり前のようにやってのけているという作りでした。
話は戻りますが一ノ瀬さんにお話頂いたのは、使っていた道具が倉庫に有るのでもう使わないからいるかい? そうおっしゃるので 恐縮ですが頂けるのであれば頂戴します。なんて所から出会いました。
今では日本製の工具はそんなに種類はないですが
昔は機械ではないため多種多様な一通りの コテ 、飾り 、刃物
特に唐草模様の飾りは家紋のように作った本人が分かるような大事なものかと思います。
コテで仕上げる時に使うアインロー すでに生産されていません。
今ではメンチローも無くなってコバワックスのみになってしまいました。
そしてこちらも数年前に無くなってしまったローインク
自分の持っていたローインクよりさらに古い説明書きで ぜひお読みください。蝋燭ではなく浪速
続く